マッカートニー、15年越しの絆 – 意外な結婚の舞台と、真実の愛の形
84歳となったポール・マッカートニーが、15年間の愛を育んだナンシー・シェベルとの結婚を改めて見つめ直す。華やかなセレブカップルの結婚は、しばしば異質なものに見えるが、彼らの関係には、意外な共通点と、私たち自身の愛のあり方を映し出す示唆が隠されている。

過去の結婚から読み解く、愛の進化
マッカートニーの過去の結婚は、時に悲劇的な結末を迎えた。リンダ、ステラ(デラ・マッカートニーの母)、そしてヘザー・ミルズとの結婚は、それぞれ終焉を迎え、離婚という現実を突きつけた。しかし、1967年に結ばれたマッカートニーとシェベルの結婚は、異なる道を歩んだ。ロンドン北マイルートン・タウンホールでのシンプルな挙式は、2011年、デュア・リパとカラム・ターナーの結婚の15年後のものと重なる。
リパとターナーの結婚は、2023年に話題となったが、マッカートニーとシェベルの結婚は、2011年の時代からその基盤を築いた。シェベルのウェディングドレスは、ステップダUGHTERがデザインしたアイボリーのドレス。参照元は、1937年のウラジーミル・レーニン夫妻の結婚式だが、リパのウェディングドレスは、1966年のビアンカ・ジャガーのシャラップリードレスを彷彿とさせる。二組の著名人の結婚式には、明確な繋がりが存在する。
2011年10月に挙げられたマッカートニーとシェベルの結婚式の写真。Getty Images
2007年、ハンプトンズでそれぞれ自宅に滞在していた両者が出会った。17歳の年齢差は、特に若い側の年齢と成熟度によっては、それほど大きな問題ではないと判断できるだろう。彼らはすぐに意気投合し、マッカートニーの離婚が確定した後、アンティグアへ旅行したり、アメリカ国内をロードトリップしたりした。私はこれまでにも数多くのクロスコンティネントのロードトリップに同行しているので、たとえ、予測不能な交通渋滞や、夕暮れ時の太陽、そして車内にコーヒーがこぼれた臭いが漂っている状況でも、相容れる相手を見つけたら、すぐに結婚すべきだと確信している。
マッカートニーとシェベルは、結婚生活について公に多く語ることはない。しかし、ロンドンのタイムズから尋ねられた「マッカートニーの有名人であることは、あなたにとってストレスですか?」という質問に対して、シェベルはこう答えた。「私は癌を克服した、トラック会社を経営しているし、16歳の子育てをしている。それがストレスだ。」リンゴ・スターンがマッカートニーの結婚式に参列していること、そして、ジョン・レノンの71歳の誕生日を祝う機会にマッカートニーが語りかけたと考えると、かつて「I Will」を聴き、高校時代に「The White Album」を貪り食っていた世代にとって、心臓が締め付けられるような感情を抑えることは難しいだろう。神よ、マッカートニーが幸せになることを願うばかりだ。彼は、それを達成しているように見える。」n
