「婚前契約」の真意 〜愛や信頼の基盤を話せば、より幸せな婚姻に
最近、結婚した夫婦の離婚という悲劇が、社会の注目を集めるようになった。特に、夫が浮気した後、妻が再婚する際に、家計や子どもの将来を考慮する「婚前契約」が話題になっている。
「婚前契約」という概念
一般的には、離婚する際の財産や子どもたちの相続権を決める契約として捉えられがちだが、実際にはその目的が限定的である。
アメリカの有名な離婚弁護士、ローラ・ワッサーは、「婚前契約」は、婚姻の開始前における夫婦の財産や金銭的な事項を明確化するための「関係のアウディット」であると述べている。
ワッサーは、各人の資産や債務、将来の収入や支出の想定、子どもや親の介護についての議論を促すことで、夫婦の関係をより明確にすることを目的としているという。

婚前契約の効果
ワッサーは、「婚前契約」が離婚の際に起きる争いの多くを予防できると主張している。実際には、財産に関する分配や、夫妻の営みの所有権、扶養金の支払いなど、離婚の際に発生する問題に先だって、夫婦の意見を一致させることができる。
また、ワッサーは、夫婦が「婚前契約」に同意したこと自体が、婚姻の信頼や愛を深める効果も持つと指摘している。
「婚前契約」が離婚を予防するのではなく、夫婦の愛や信頼の基盤を強化することで、より幸せな婚姻を実現することができるという。
