Audemars piguet × swatch、謎の限定版『royal pop』。中古市場で爆高価格に
ロイヤル・ポップ、ついに解禁。高級ブランドAudemars Piguet(オーデマ・ピゲ)とSwatch(スウォッチ)の異色のコラボレーションは、世界中で注目を集め、並木、そして論争を巻き起こしている。予想されていた手頃な価格の腕時計ではなく、首掛けストラップ一体型の、装着しないデザインだった点が衝撃的だった。
奇想天外なデザイン、中古市場で驚愕の価格
合計8モデルを揃え、Swatchの80年代を代表するコレクション『ポップ』シリーズを彷彿とさせるデザインは、高い需要を生み出している。現在、販売価格400~420ドル(約6万2千円)のポケットウォッチは、中古市場で数千ドルで取引されているのだ。これは、単純な時計の価値を遥かに超える数字だ。

細部まで追求された職人技
Audemars Piguetの象徴的な特徴である、ねじ込み式のアラビア数字の八角形ベゼルは、バイオセラミック(生分解性プラスチック)で作られている。Swatchの得意とする素材だ。ベゼルのネジは、単なる装飾ではなく、専用の部品を接着剤で固定することで、精密に再現されている。ネジの六角形状のエッジや、溝も鋭く仕上げられている。そして、『プチ・タペリエ』と呼ばれるAudemars Piguetの象徴的な文字盤も、熟練の職人技によって丁寧に作り出されている。細かく盛り上がった正方形の角は、表面も中央軸から放射状に広がる装飾溝を忠実に再現している。

革新的な技術の融合
時計ファンも注目するディテールとして、両面反射コーティングを施したサファイアクリスタルガラスも見られる。SwatchとBlancpainのコラボレーションで採用された技術と同じものだ。首掛けストラップは、圧着成形されており、簡単に取り外せる。3種類の長さがあり、それぞれ別売りのオンライン限定アクセサリーとして販売されている。さらに、デスククロックとしても使用できるスタンドも、オンライン限定で販売されている。
機能美と遊び心
さて、この時計はどこに吊るすのが最適だろうか?現在のトレンドを考慮すると、バッグチャームとして使用するのが自然だろう。あるいは、ベルトループに通して持ち歩くことも考えられる。第三者デザイナーによる、それに相応しいストラップの競争も熾烈を極めている。今回採用された手巻き式ムーブメント『Sistem51』は、Swatch創業30周年を記念して2013年に導入された。51個の部品から構成され、自動巻き機構でありながら、高度な製造技術を駆使した機械式ムーブメントだ。そして、今では手巻きバージョンも登場した。高価な時計にも採用されるニヴァクロム(耐磁性スプリング)を使用し、90時間の巻き付き時間も確保。その性能は非常に高く評価されている。ニヴァクロムヘアスプリングの開発には、Audemars Piguetとの共同研究も行われ、同社のいくつかのモデルにも採用されている。
ムーブメントの美しさとマーケティング戦略
ムーブメント内部からは、主巻を透かした穴が見える。これは、パワーリザーブを示す機能でもある。Audemars Piguetのロゴがパッドプリントされており、ロイヤル・オークのフォントを彷彿とさせる。4月から徐々に情報公開を進め、ファンたちの憶測を誘発するマーケティング戦略は、実に巧妙だった。ソーシャルメディアでは、ファンたちが様々な予想を立て、リーク情報を拡散し、想像図を作成し、発売日に並ぶ行列を作り出した。賛否両論存在するだろうと予想されたが、その影響は否定できない。Audemars Piguetは、限定版の発売で、Swatchの持つ革新的なデザインと技術を効果的に融合させた。今、時計市場において、Audemars Piguetの信頼性とSwatchの遊び心を両立させた、唯一無二の存在となっている。
