ニューヨークの富豪娘たちのドロドロ劇、なぜ私を夢中にさせるのか
ニューヨークの富豪娘たちのドロドロ劇、なぜ私を夢中にさせるのか。最新シーズンを迎えた『Next Gen NYC』。モデル、インフルエンサー、そして名門ブティックを闊歩する富豪の血筋を持つ若者たち。まるで、昨日の「悪魔の私」が、今日、驚くほど親切な小児神経科医になったかのようだ。
あの頃の期待、今はただの皮肉
高校時代、マンハッタンの上級西部に住んでいた私は、親の経済力こそがすべてだと信じていた。私立の女子校、そして名門大学を目指す環境で、まるで無知な特権階級のような無頓着さで育った。成績は決して優秀ではなく、クラスメイトとの繋がりも浅かった。しかし、オハイオ州の小規模なリベラルアーツ大学に転校した時、ニューヨークに戻ることはないと誓った。あの頃のドラマに心を奪われた少女は、もう二度と現れないと。

過剰に展開されたニューヨークのドラマ
今、30代半ばでロサンゼルスに暮らしている私だが、ニューヨークを訪れる度に、その光景を目の当たりにする。まるで、昨日の悪魔が、今、慈善活動に熱心なように見えた。あの頃、私が理想とした「ニューヨークのティーンエイジャー」の姿は、今見れば滑稽で、むしろ哀れなものだ。まるで、親の贅沢な生活に溺れ、自分を低く評価するような存在。

Bravoの覗き窓
『Next Gen NYC』は、まるでブラボーの覗き窓だ。ジュリア・ザックール氏の謎めいた行動、あるいはソホーの暗号化された闇取引所… 誰も語ろうとしない事件。まるで、過去の自分自身を見つめているようだ。あの頃、私が憧れたニューヨークのティーンエイジャーたちは、今、ただの皮肉に過ぎない。彼らの華やかな生活を追うのは、まるで夢遊病者のように、止まらない。
未だ見ぬ自分
この番組を観ていると、自分がどれだけ大人になれていないのかを痛感する。ニューヨークの富豪たちのドロドロ劇に夢中になる自分を、恥じ思う一方で、その中毒性を断ち切れない。いつになったら、ニューヨークの富豪たちのリアリティ番組が放送されなくなり、ようやく大人になれるのだろうか。おそらく、そうなるのは、私がこの番組をただ消費するのではなく、真剣に向き合う時だろう。しかし、今日も私は、この番組を貪る。
